富山県高岡市にある、国語強化の個別指導塾「チェリー・ブロッサム」

大学受験組では、最近特に英文読解に力を入れています。

何かというと、

単語を覚えていないので・・・。

と言う受験生たち。
確かに長文の中で、

こんな単語も覚えてないの？

ということも確かにあるにはあるのです。

でも、それもそうなのですが、単語を、文章の中での正確な意味をつかむということができていないのだなと思っています。

それから、例えば、訳すときに、いったん日本語としてイメージして訳せていないことも多いのです。

結局、国語の力ではないか？

と思わされることが多いのです。

私の英単語を覚える方法は、ちょっと独特です。

まず、英文をざっと読んでみます。

その時にディスコスマーカーとなる接続語などはチェックしておきます。

一文一文のだいたいの文法構造をつかんで、主部、述部、目的語、補語を文型に当てはめます。それからわかっている単語からどんな内容かということをおおざっぱにつかみ、その次に、この単語がわかればわかるという不明の単語をチェックして、辞書でなり、単語帳でなり調べて、その時のその言葉と出会った感動から覚えてしまいます。
何度か調べるうちに英単語など頭に入っているというものです。

ときに、

あらら、こんな意味もあったのね！

と、より感動することもあります。

私など、先日、ifの知らない意味を出会い、大いに感動していました。感動したものは一生忘れるはずはありません。

それに、分からなくても大意はつかめるという、程度を表す副詞などは、もう放っておきます。
わからなくてもいいものをわざわざ調べることはないのです。

勉強するにあたって、完璧主義はよくありません。
わからないままでいいことまでも徹底的に勉強する必要はありません。

かつて予備校で、医学部受験の受験生が、旧センター試験の漢文の問題で、句法の問題をよく落とすというので、その対策に、漢文の句法の問題集を一冊取り組もうとしていたので、慌てて止めたということがありました。句法の問題はせいぜい７点です。それも句法そのものの理解を問うているというよりは、むしろ解釈や意味から、書き下し文を問うているというようなものであり、決して難しい句法までを問うているのではないのです。もちろん、基本的な句法を知っていなければ漢文そのものを読むことができないので、どうしようもありませんから基本的な問題集なりで学習する必要はありますが、普通に読めているのなら、そんな学習はナンセンスです。
それならばほかのところで得点できるようにする方がよっぽど気が利いています。

全部に得点できるように考えるのではなくて、共通テストで８割必要なら、どこで２割落としてもいいのかを分析するべきです。そして落としてはならない８割を徹底的にマスターするべきです。

こういうところ、マネジメントであり、マーケティングと同じです。
自分の強みを知り、どこで勝負するのか？

そういうところ、徹底的に戦略を練るのがチェリーです。