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名古屋大学の英語過去問に取り組んで・・・。ー高岡の個別指導塾チェリー・ブロッサム

昨日は、長らく大会で、時折お休みもあったりした生徒さんが、試合に負けて、引退ということになってから、初めての指導でした。
応援していたから、どうせなら勝たせてあげたかったななどと見に行ったこともないのに思っていますが、体育祭を控えているとは言うものの、もうこれからは大学入試に向けてまっしぐら!ということになっていただかなければなりません。

ちょっとヘビーかとも思ったのですが、昨日はいきなり、名古屋大学の英語の過去問でした。
実は他の受講生は、一題仕上げました。
それは翻訳についての文で、文学部出身で、その後もいろいろな文章を読んできた私には馴染みの話題でしたが、理系男子にはかなりきついようでした。

今回は生態学の話。
進化論も含めて、動物の協働についての論の話です。
かなり時間を掛けて解いていましたが、解答を見て、彼らの現在の立ち位置が分かりました。

毎年それなりに戦略を立て、どの時期に何を仕上げておいた方が良いなどと考えるのですが、受験の型を見ても、まず早期に英語を何とかしておくべきだなと考えたのでした。
中間考査の結果からも今の状態を把握し、どの教科が弱くて、どの教科が強いかなどを考え合わせていきます。

少々の厳しいことも言いながら、でも何とか、それぞれの志望校に合格してほしくて、とにかく今できることに最善を尽くしてします。

国公立二次試験の英語に取り組んでいると、英文和訳は、つくづく国語だなあと思います。
名詞を動詞として訳したり、その逆であったり、品詞も超えて、ときには文法も超えて(これは当たり前中の当たり前ですが。)、きれいな日本語にしていかなければんなりません。
こういう指導をどれほど重ねてきたことでしょうか?

二次試験の国語も同様ですが、一つの言語の考え方を、違う言語で滑らかに話が通じるようにするというのは、難しいようでいて易しい面もあり、易しく見えて難しい面もあります。
生徒さん、一人ひとりにとって、何が分かっていて、何が分かっていないのかということを突き詰めつつ、何をマスターできれば、何をこちらが解説することができればわかってもらえるのかということを見極める作業の連続です。

それは大学受験だけではなく、高校受験においても、下級生たちの学習においても、そういうものです。
いつも生徒さんを見つめる目からしかできないことなのだと思います。

公開:2025/06/04 最終更新:2025/06/04
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