お知らせnews

ちょっとやるやん!ーT君の快挙!

昨年、中三の時から、わざわざ遠方から通ってきてくれていたT君くん。
まあね、そんなに余裕があって、入学したわけでもないけれど、課題の取り組み方や、勉強の仕方にちょっとまだ迷いがあったようでしたので、指導を増やしたり、指導方法を変えたりしてみました。
高校生活は、エンジョイしているので、あとは勉強だけ。

生徒さんそれぞれに成績が上がらなかったり、低迷したり、下降気味の時は、当然、私たちは指導法をあれこれやってみるわけです。
この子は、○○が問題だな、とか、○○が原因かな?とか・・・。
勉強の仕方に、だれにでも当てはまるものなどありません。
で、これかな?と思ったことをとにかくやってみることしか私たちにできることはありません。

2学期に入って、私は、彼の言うことを聞くのをやめ、まずは私とは○○だけしましょう、と提案しました。
それまでは、たった週に一度来るのに、あれもこれもちょっとずつ手を出していた、という状態だったのです。
これでは中途半端になってしまうよなあ、と考えて、私は、あることだけ取り組むのにお付き合いすることにしました。
これだけ。そう、これだけ。週二回になった指導の中でも、あることだけを徹底的にお付き合いすることにしました。
そうしたら、安心したのでしょう。
ほかの教科がまず伸びてきて、今回の実力テストでは、100番上がりました。
しかもあまりにも指導していないけれど、国語が一番良かったのです。
私が、何か指導すると、国語が上がってくることは、本当によくあることです。
おそらくは、指導中に私が投げかける質問(形態は、非常に雑談めいてはおりますが・・・。)に考えているうちに、どうも思考力や読解力が鍛えられるようです。
英語の一文を読んでいても、「この文、なかなかにドラマ性あると思わない?」とか、「この二人には何があったのだと思う?」などと、ちょっと時々考えてもらいます。そしたら、生徒さんたちも、「僕は、これ、○○の状態なんじゃないかと思ったんですよね!」などとニヤリと笑って答えてくれたりします。

しょせん、国語だって英語だって、それに社会だって、人間を学ぶ教科です。
流れがわかれば読解力があれば、かなりの部分省力化して勉強できるし、単純に覚えていたってわからないことがわかってきますから。

公開:2019/11/26 最終更新:2019/11/26
ページトップへ