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絶対に落ち込まなければならないとき

どこか勘違いしていた気のする私。

人生の中で、落ち込んでなんかいられない。すぐに立ち直って、前に進まなければ・・・、と思っていたところがあるようだ。
どうも、母校の高校で、人が落ち込むところを見たことがなかったからかもしれない。強い人が多かった。と思っていた。

それが、この数年、ある先生筋の人に、二つのところにいわゆる、大阪弁の、「ぼろかす」言われて、1つのところにめちゃくちゃ褒められて、とご報告した時、「そんなことで落ち込んでいるようではいけない、ということですね!」と言ったら、「言われたことに落ち込むべきです。」と言われて、なぜか嬉しかった。私は、自分の至らないところを徹底的に探すことが好きだし、自分が改善することには努力の余地があるから。
今日も、出張先で言われた。
私が、「自分が許せないんです。」と話したら、むしろこだわり続けている自分が嫌だったのに、「許せないことは大事です。」と言われて、ああ、許せなくていいんだ。そのことを思っていていいんだ、と変に納得してしまった。

私は、厳しい言葉を言われることが嫌いではない。
昨日も、ある先生のpod castをお聴きしていて、なぜこの人の言うことが厳しいということになるのだろう・・・?と思った。
厳しすぎて、周りの人が着いて行かない、とのことだったけれど、厳しくて嫌だったことはない。むしろ、それ以外の、超々苦手な分野が苦手過ぎただけだ。
幾分褒めてもらうことが多かったからだろうか・・・?価値観を揺らされて、どれほど大変な思いをしたか、わからない。
先生に、掴みかかるほどの言葉を吐いて、それでも食らい着いて行こうとするところもあった。
でも、その価値観を揺らされるから、進歩があるのであって、耳に心地よい言葉ばかりを聴いていたら、何の進歩もないではないか。
もう、こんな年になって、先生業をしているから、つい、先生と呼ばれることに慣れて、今日も、先生と呼ばれるままにお話をお聴きしてしまった。どうして、どこかで、先生はやめてください、と言わなかったのか、少し不思議だったけど。たぶん、時間がもったいなかったのだろうと思う。というより、そんなことどうでもいい感じがしていたのだろうと思う。

誰かにバシバシにできていないことを言われることは、嬉しい。
年齢を重ねると、適当に褒めてもらって、終わってしまいがちだから。
タイプに寄るのだろうけれど、少し悔しめのことを、バシッと言われると、私は頑張るタイプである。(笑)
落ち込め!

と言いつつ、昨日、「先生、明日出張行ってくるから自習できないけど・・・。」と話したら、即座に、「お土産!」と言われ、帰りに、お土産を買った先で、レジの人と楽しくお話しし、指導までに時間がなくて、途中お食事したところでは、素敵な青年に、自動ドアではないドアを、二枚も手で開けていただき、またお越しくださいね!とレディ扱いしていただいた。
ふふふ。

落ち込んだり、ちょっと喜んだり、忙しい私。
でも、落ち込みたい。落ち込むことは、一人前扱いされているということだから。
と、最近、気づいたから。

公開:2022/04/04 最終更新:2022/04/04
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