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物理を教えている私!物理基礎ではないし。ーいったいどうなっているのか・・・?(笑)

先日、彼がコロナに掛かった折には、どうも家にいても、Yくんが、ふうふう言って寝込んでいるところが想像されて仕方なかった。
中学生から見させていただいている、ちょっとツンデレYくんだけど、先生、これわからん・・・、というときには、どうも愛しさが心の中から溢れてくる。
高1でいったんお休みしていたのに、高2からまた通ってくれているけれど、会わない間に私の知らない出来事もあったらしく、ずいぶんお兄さんになって現れた。部活でも結構ご活躍。写真を見せて、と言ったら、動画を見せてくれた。
なかなか様になってる道着。カッコいいね!

ほかの子も、コロナに感染でお家にいる・・・、といった生徒がいないではないけれど、苦しんでいたのは、大抵一日だけの話だし、あまり心配したこともなかったのに、Yくんは、やたらとふうふう言いながらお布団の中で苦しんでいる様子が浮かんできて仕方なかった。

案の定、家で大変な状態だったようで、試験前に補習をしなければならなくなっている・・・。
が、理系である。
当然、いろんな科目がある。
数学は一応高校時代に数Ⅲまでやらされたので、仕方がないし、残念ながら、私でわからないというような質問がまだなくて、お付き合いはするけれど、まさか物理基礎ではなくて、物理にお付き合いすることになるとは思ってもみなかった。

果敢なYくんは、私に物理の質問をしてくるのである。
仕方なく手を出す私。
ああ、これね!となり、解説できてしまった。

唖然。

物理は、何を隠そう、8点を取ったことがある。
ちゃんと数学の先生と、担任の物理の先生の間で話がつながっていた。
でも、中学時代は、物理と化学の分野の方が、得意だった。
やり方がわかれば解けるので、圧倒的に理科一分野の方が好きだった。

国語も評論が一番好きである。
物理の先生と、私8点取ったことがあって・・・、と言うと。私3点取りましたよ!と対決する始末。
櫻井先生、評論が好きだから、絶対物理合ってると思いますよ・・・。
と言われて複雑な気分だったことがあった。

と言うより、物理の先生に好きな方や仲良くしていただいた方が多かった。
もっと言うなら、自分の人生に幾分大きく関わってくださった人、と言うか。

今でも、物理の先生、というと、反応してしまうほどの何かがある。
先日も、そのことを思い出して泣いていた。

Yくんが私に質問する。
今日も早めに来て、私にあれこれ聴いてくれている。
なぜか私は物理を解説している。

いろんな意味で複雑な気持ちでいることなど彼は知らない。

ただ、そこはジョークで乗り切ろう。

国語の先生なのに、物理の質問答えてるんだから、ちょっとは褒めてよ!
などと、またまた大人げないことを言っている。
生徒たちは、私のそういうところを知っているので、まあまあまあ、ということになり、
質問したことは大概答えてくれる・・・、と言ってくれている。

中三の男子生徒が、今度数学の勝負をしましょう!と言ってくれているけど、ええーっ!と言ったら、やらないんなら、僕が勝ったことにしますよ!と言われたので、敵前逃亡もなあ・・・、とぼんやり考えている。
今、その彼は修学旅行中。
帰ったころにはやらなくちゃいけないかな。(笑)

その彼いはく・・・。
難しい問題解けるがに、先生、なんで、こんな簡単な問題で時間掛かっとるが?
とのことで、どうも、シンプルな問題が苦手なのだろうか?

一番戸惑っているのは私。
でも、どう考えても、国語との親和性を捨てる気もなく、国語を教えるとき、同じ一日の中であっても、ああ、空気が吸えた、という気がしてしまうのである。

公開:2022/10/04 最終更新:2022/10/04
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