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来週から春期講習が始まります!ー大学受験に向けて。

先日大学受験指導が終わりましたので、さて、春期講習です。
ここ数年、大学受験は難化気味。
決して1年で、部活を引退してからの勉強では間に合うようなものではありません。
基礎学力をとにかくつけておかなければならないし、新高3の場合は、ここで弾みをつけておかなければなりません。

ということで学校の特別編成授業が始まった新高2生から順番に春期講習が始まります。
新高1生も、県立入試が終わればその次の日からもう新高1講座に入ります。
そして新高3も1人ずつ個別指導は始め出し、クラスもそろそろ始めなければなりません。

実は昨日、嬉しい合格のお知らせを、2階の窓ガラスに張り出しました。
あまりに嬉しくて、今年はあっと言う間に張り出しました。
張り出さない年もあるのですが、今年の私の行動の素早さと言ったらありませんでした。

その張り出す私の様子を見ていた中3生が、そのレイアウトをしたがって、まあ、気分転換にどうぞ・・・、ということになりました。
その間にとんでもない事実を知ることになりました。
先生、この塾、とんでもなく厳しい塾やと言われてたんですよ・・・。
それも○○(その生徒よりもあとから入って来た生徒の名前。)が僕に言ったんですよ。

エッ!?
誰や、そんなこと言ったのは!?
と考えていたら、ああ、あの子たちね・・・、と思い至りました。

で、厳しかったの?
と訊ねたら、
いいえ。そうでもなかったです。
そうそう、とっても優しい先生だったでしょ?
ええ、まあ・・・。
あなたは、本当に成長したと思うわ。
僕も思います。生き方を教わった、というか、努力することの大切さを知りました。
と言ってくれました。天才肌の彼とはよく数学を解くのを競ったものでした。
一時は幾分、型にはめようとしてしまっていたのではないか?と思います。
でも、冬に、スティーブ・ジョブズの伝記を読み始め、彼を真剣に理解することができました。
自分との共通点と一緒に。

こういう仕事をしていると、どうして?ということもあります。
どうしてそういう行動になるのだろう?その言動は?
などなど。咎めたり注意したりする前に、その子からはどう見えているのだろう?どういう考え方なのだろう?
その不思議な点をとがめだてしたら、もう教育はできません。
徹底的に理解しようと努めます。
その過程で、私はありがたいことに新しい自分とも出会います。
過去の自分を思い起こしたりするのです。

だから教育というのは本当にありがたい仕事だと思っています。
彼が成長したのではないのかもしれません。
彼を通して、私が成長させてもらったに違いありません。
きっと進学したら、彼らしく自由に自己の発想と共に生きていくことでしょう。
素晴らしい先生や友人に出会って、ますます才能を開花させてくることを願っています。

どうぞ、素敵な高校生活でありますように!

公開:2023/03/03 最終更新:2023/03/03
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