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指導が終わってからの、ピアニストの結婚についての議論。

私の中ではとんでもない嬉しいできごとだったのだけれど、国際ショパンコンクールで第2位と第4位を受賞された、反田恭平さんと小林愛美さんが結婚されて、ひととき、教室の中もその話題で盛り上がってしまった。
さすが女子生徒は知っていたりして、私と喜んでいたのだけれど、男子の中には誰?それ?という反応の子もいた。
そんな中で、私が、
お互いの才能を認め合ったいい結婚だなあ・・・。
とつぶやくと、男子生徒が、
その才能を・・・、というのがなんかなあ・・・。
と言っている。
彼は才能を認め合う、というよりも、もっと極限的な人として、とか、もっとなんとも言えない感覚で惹かれ合う、とかが王道だと思っているのかな?と思って、あれこれ尋ねてみた。
ここに来たから、誰かと出会って・・・、というのは違うと思う。
と言ったら、女性生徒は、
でも、出会う場所があって、きっかけがなかったら、結婚できんやん?
と言っている。

私は、幼馴染のこのお二人に、なんだかさわやかな感じがするのである。
言葉に表せないなんとも言えない感覚的な。
反田さんは夢が大きく、指揮者になりたいとか学校を作りたい、と言っておられる。
それを思う時、お二人の互いを愛する気持ちももちろん、そんな夢を実現するのに、なんとも素晴らしいパートナーになられるのではないか?と思うのである。
愛が愛としてだけ独立してあるばかりのものでなくてもいいと思う。
幼馴染で、ライバルで、そして励まし合う仲間で、同じ音楽という世界におられて・・・。
仕事でも、子どもを育てるという何よりも偉大な共同作業にも、互いへの尊敬というものがあってのことだと思う。

いいな、いいな、いいな。
仕事を共に発展させて行けそうなお二人。
素敵なご夫婦だな。

公開:2023/01/04 最終更新:2023/01/04
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