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彼はどうしているんだろう・・・?車検でお世話になった若者。

いろんなことを自分でできるようになりたくて、誰の世話にもならずに勝手に車検をしてもらうお店を選んで、飛び込んだことがあった。
それと言うのも、それまで信頼していた方が、おやめになった時のいきさつが、私も気になって、その担当の方がいらっしゃらないのなら、違うところに行ってみようと思い立ってみたのである。
職場からも近かったし。

1人で予約を取って、誰も知り合いのいなさそうなお店に行った。
それまでは、車を買ったところにそのまま、とか、当然のように自分が決めなくても、誰かの意志で決まっていた。

遠距離を運転することになり、そのために軽自動車からコンパクトカーに乗り換え(これだって当時の私にしたら、すごく挑戦だった。思ったより乗りやすかった。)。子どもたちの送り迎えとちょっと通勤のため、から、本格的通勤やほかの活動のために結構遠距離を運転するようになった自信もあったのかもしれない。
ちょっと世間に自分で直接関わっている気分・・・。

そこに行ったら、いきなり、若いお兄さんに、
安けりゃいいんでしょ?これだけは替えなくちゃいけないんですよね!
みたいな営業トークをされ、なんだか気分を害してしまった。

いつものディーラーさんにお願いしようか?と電話していた様子を察知されて、上司の方が、
良かったら、彼の今後のためにも、なぜ気分を害されたのか、教えてくれませんか?
と訊かれた。

そしたら、自分は、安全に車に乗りたかったこと。
必要なものは必要なもの。
そして、自分で車検をお願いしてみたかったこと。
自分でお金を節約してみたかったこと。

などなど、話した。

そしたら、その上司の人があれこれ説明してくださった。
ここは、これだけの細かい点検をしているんですよ。
でも、彼の、さっきの態度は確かに、可笑しいかもしれませんね。

ということで、私も大人げなかったなあ、と思い、そのままそちらでお願いすることになった。
それまでは、定期点検のときにも、これが悪かったので、交換しますがいいですか~?程度で、私が気になっていることを訊ねても教えてもらえなかった。
でも、そちらでは、こちらが諦めていた不具合さえ、どうしてなのか見つけてくださって、細かく点検してくださった。
点検の割には、これだけしてくれるの?という割には、今までの車検と金額は変わらなかった。
まだまだ乗れる車です。それもしっかりメンテナンスしてこられたから・・・、と今までお世話になった方への敬意も込めて説明してくださった。

当時のことを思い出す。
その若かった彼は、突然のできごとに泣いて、涙をぬぐっていた。
私は、自分が教師根性を出してしまったようで、大いに反省した。

ちょっと胸に苦い思いをもちながら、車を取りに行った。
そしたら、心を込めて点検してくれたその彼が、にっこり笑って、ほかのみんなと送り出してくれた。

2年後、どうしても、そちらのお店にお世話になりたくて、お願いしたら、その時の彼が担当してくれた。
当時のことを謝ると、
私、櫻井さまのおかげで成長できましたから、と言ってくれた。

それで、やっとほかの車に乗り換えても大丈夫、と思えた。

新しい車になって、しばらくして、そちらの方面に通勤しなくなって、近場で簡単に車検を済ませていた。
というより、そんなことに気持ちが行かなくて、いつもギリギリ、周りにせかされても、容易に動けなくなった。
でも、なんだか今年、そちらにお世話になることになった。
大きな傷を作ってしまったこともあり、お願いしたい、と思ったのもあるし、タイミング的なものもあった。

今日、お預けしてきた。
楽しみにしていたことなども放って帰ってきたのに、途中で電話が鳴った。
あらあら、お約束の時間を間違えていたのだった。
だから、件のお店の方にも言われていた。
お近くで済まされても・・・。お忙しいでしょうから。

近くのお店でも、予約が取れたんだったら、そちらで・・・。
櫻井さん、一瞬逃したら、って、いつもおっしゃってるから、タイミングの合うときに、行って来てください。
また、ほかのことではもちろん僕らが動きますから・・・。

とどちらもお商売っ気のないこと言ってる?という疑いも捨てがたいお話で、とにかくわたしの車検がつつがなく終わるようにと働いてくださった。

タイヤがパンクした時にも、飛んできてくれて、手数料もいらないから、と言ってくださって、手数料が掛かったらこちらから支払います、という保険会社さんの親切と、そのお店との親切で、私は何もしていない、ということもあった。

世間的なことには、めっぽうトロイ私には、あちこちに保護者がいてくださる。
○○しておいた方がいいですよ・・・。
ときに若いお嬢さんが、あれこれお世話してくださる。

みなさま、ありがとうございます。
皆様のおかげで、私はなんとかつつがなく、教育活動をさせていただいております。

と、感謝いっぱいの一日だった。

それにしても、季節限定、スタバのストロベリー・フラペチーノくらい飲みたかったなあ。
ちょっとご褒美に。

なぜか?
冠水公園の世界でも美しい、と言われるスタバで友達と飲んだ、あの初夏の日が忘れられないからである。
このスタバ、何気に私にとってはたくさん思い出があるのである。
それについては、後日・・・。

公開:2021/05/26 最終更新:2021/05/26
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