嬉しい合格！
今日は、所用があり、決して嬉しくはない気分で教室に帰ってきた。
ボディー・ブローを効かされたみたいに、じんわり来る話し方をする人がいる。
一言一言は事柄的にはおかしくないけど、よく考えるとどうすればいいのかわからなくなって混乱する。
そんな話を聞いた直後に、着信があったことに気づいた。
ピン！ときた。
折り返してみる。
しばらくして、聞き覚えのある声。
「千葉大、合格しました！」
中一のときに出会った生徒さんだった。
高校に入学して、高3になって、しばらくして、復帰し、そして、共通テストまで一緒に頑張った。
二次試験は自分で頑張った。
今年は、そもそも浪人を織り込み済みで、受験した生徒さんが数人いたので、あまりおめでたいニュースはないかな？と思っていた矢先のことだった。
こんなに嬉しいニュースが待ってたなんて！
彼の努力が報われて嬉しい。
お菓子を持って来てくださったけど、なんと講師の分、全部自分で買われたのだとお母さまからお聞きした。
義理堅いよなー。
自分で買わなければならない、と。
中一生のとき、英語の個別指導1時間から始まった生徒さんだった。開校して一年目。
あの時の雰囲気を今でも思い出す。
最初は彼の本質を理解するまで時間が掛かった。
でも、いい子だった。
表現しないけど、優しくて思いやりがあって、そっと人のことも気遣ってくれていた。
無用に人のことを笑い話にすると怒っていたりもした。
ああ、一巡りしたんだな。
旅立っていくんだな。
そんな想いで、さっさと2階の窓に張り出した。
昨年は、張り出す時間が取れなかった。
気持ちの面もあるのだろう。
昨年合格発表を張り出せなかった生徒さんの、今回の模試の素晴らしい国語の成績と一緒に張り出した。
来年度予備校組と一緒に。
来年度はチェリーは正真正銘予備校になるのだから。
今度講師勢と一緒にご飯を食べに行く。
祝賀会＆激励会をする。
楽しみ。
後期試験まで、あと一息！
