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受験まで、もう一息!

思い返してみれば、もしかしたら、昨年もそうだったのかもしれないけど・・・。
今年は、ちょっと早めに春らしく、少しは時間的に余裕ができるかな、などと甘い考えを持つのは毎年のことなのかもしれない。
今年だけ、と思っているけれど、昨年も、結局追い込みに忙しく、結果的にそうなっていたような気がしてきた。この一時間ほど前に。
あれこれ電話のかかってくる業者さんには、私の忙しさは、私自身によりも バレているようで・・・。
最近は、ようやくまともに睡眠時間を確保できているのかな、みたいになってきた。
先日までは、なんとか疲れを、なんとか取ろうとするだけの睡眠時間を確保するのが精一杯。
思ったより寝てた・・・、などとコメントしてくれている生徒もいるみたいに、私にはいつも働いているイメージがあるらしい。

昨日は夕暮れ時に、また、「まゆみちゃーん。」という電話が掛かってきた。
「いいよ。真弓ちゃん、今日は、結構、時間あるから・・・。来てもいいよ・・・。」と言っていたら、Yくんとお母さま登場・・・。
しかし、その直後、県立入試合格倍率を知り、これではいけない!と生徒たちを呼び出したら、受験生のお母さま方もご不安になっておられた。
ここは、差し出がましかろうが、何と思われようが、指導をしなくては・・・。
「明日から、できるだけ毎日来てください。土日の授業もやらせていただきますから・・・。」と半ば叫んでいた。
先生、落ちますよねー、もうだめかなあ、と思って・・・、とおっしゃるお母さま方に、私は、「だから、できるだけのことをします!させてください!」とお願いしていた。

先日のコメントが嬉しかった。
手のかかる生徒だったと思います。先生のますますのご活躍をお祈りしています・・・。
先生からは、勉強だけではなくて、いろいろ教わり、○○も成長したと思います。私も、自分自身を振り返りました・・・。
などなど、教師をしていてよかったなあ、と思わされるメールの文面に、私は、泣いてしまった・・・。
ああ、心が通じた、と思った。

私の提案に、電話の向こうで、「先生、授業、してくれるって、いわっしゃんがやろ?断ったが?行ったらいいにか。」遠方から、来られていたお子さんのお母さまのお声が聞こえる。きっと、親御さんの負担を考えているのだろう。仕事をお持ちで、遠方からの送り迎えは、どんなに大変だったころだろう・・・。横で、いつもは静かなお父様の、ちょっと大きな声も聞こえた。「行ったらええやないか。」
最後に、お母さまが、「あんた、決められ・・・。」とおっしゃっているのが聞こえた。
彼の気持ちを聴いてやってください、彼の意志を尊重してあげて、彼は優しい子だから、と私が言い続けてきたお子さんのお母さまが、その子に、「あんた、決められ。」と彼の意志を尊重してくださってる・・・。ああ、親子で学んでくださったのだなあ・・・。

一度してしまったお別れ。ご挨拶・・・。
もしかしたら、私が彼ら、高倍率の受験に挑む二人の生徒と、もう少し一緒にいられるように、神様の素敵な計らいだったのかもしれない、と今、この文章を書いていて思った。
そのほかの子たちも呼び出して、後しばらく、必死の日々が続く。

公開:2019/02/27 最終更新:2019/02/27
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