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単なる・・・、はないでしょう???-中学生が国語の問題を解いていて。

つつがなく夏期講習を終えることができました。
もう、面白いことがたくさんありすぎて、どれからお話すればいいか分からないのですが、順番に文章にしていきたいと思います。

もう、ブログを書く時間がなくて、申し訳なく思っていたものの、私にはとてもしあわせな夏でした。
指導に全力を傾けた、つまりはそれ以外のことは、サボりにサボったわけで・・・。
つまりは、好きなこと三昧の夏だったわけです。

新しく入ってくれた人たちと私自身慣れるのが必死だったのと、結構、頑張った、と思えることもたくさんありました。

先日、夏期講習も終盤を迎えようか・・・、という頃・・・。
この夏は、とにかく国語力を・・・、と考えていた生徒さんですが・・・、この生徒さんは、本当に面白い生徒さんで、間違ったり、ちょっとしたミスをしたりすると、必ずそれに説明がつきます。
その話を、注意しながらも、つい内心では楽しく聞いてしまう自分がいます。

これは、○○だったんですよー。
こ、こ、これは聞いてくださいよー。
ここで、こういう風に考えたわけで・・・。

先生は、いろいろなことがあるのを、楽しいことはもちろん、そうでない場合でも、結局楽しんでいるではないですか・・・?
などと鋭い指摘をしてくれたりします。(笑)

その彼が、この一言を言ったときに、私は、それは言うたらダメやろー、とばかりに、怒った様子でホワイトボードに書いたのが、写真にある言葉です。

単なるミスなんですよー、という彼に、

その、単なる、というのは何?

というわけで、その言葉の横に、怒のマークがあります。

これやで、これ・・・。

私は怒っているのだ!というわけです・・・。

でも、なぜかとっても憎めない彼です。

勉強は自分を成長させてくれます。
勉強そのものは、本当に素晴らしいことです。
点数だって、自分というものをしっかり表してくれたりします。

丁寧さに欠けていたな、とか、正確でない自分に気づかせてくれたり、とか、自分の優れたところを発見できたり。
それに何より、勉強していると、人生が楽しくなると思います。

私は勉強が苦痛だと思うことがありません。
知る喜びは、本当に自分の心を満たしてくれます。

チェリーに通ってくれている生徒さんには、知の喜びを、たくさん味わってほしいと思っています。

大学受験に必死になる一方で、最近では、早期からの国語力養成を目指していて、小学部での指導の大切さを感じています。
小学部は、始まってまだ間がないのですが、なんだかあっと言う間に落ち着いて、みんなが勉強に真剣になっています。

私が考案した言葉遊びカードをほかのスタッフが使ってくれたのが楽しかったようで、今日もリクエストがありました。

中学生も高校生も、それぞれの時期にふさわしい勉強があって、私は、それぞれとの関係性を相対的に手繰っていきます。
どう付き合うか、ということも、その時々に合わせて変えていたりします。

人間相手の仕事です。
詰込みだけではもちません。

人間同士ですから、やはり、ああ、心がつながった、通じた、というときに、私たちの意欲も高まりますし、ああ、この子のために頑張ろう!と思わされます。
もちろん、親御さんが、深く理解してくださった、と感じたときは、そのお子様を、しっかり育ててみせる!と気合が入るのも教師です。

さてさて二学期が始まろうとしています。
二学期には二学期の楽しさがあるはずです。

最近は、入試の傾向に合わせて、思考力や感性をしっかり伸ばすことができています。
今年の夏は、相当にそこに意識を向けて、国語の読解や英語の長文に取り組みました。

みんなで成長し合っています。

公開:2021/08/31 最終更新:2021/08/31
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