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中3生の物理の分野で、考えさせられたこと。ー運動

今日、県立入試の過去問を解いていた。
かつての問題に比べて、少しずつではあるが、知識を問うよりも、その場において、論理が理解されているかを試されるような問題が多くなってきていると思う。
力学的エネルギーの法則のところで、運動エネルギーと位置エネルギーについて問う問題で、グラフに書き込むというものがあった。
その問題は、力学について考えさせてくれるいい問題であり、教える側としても、うまく教えようとする過程で、その基礎にある論理をしっかりつかむいい機会になった。

こういう問題、いいなあ。
高校物理に対して関心をもつことのできそうな、本当にいい問題。

良問に出会うと、本当に嬉しくなる。
中3生たちは、それぞれに得意分野があり、それぞれにわかったことは協力して教え合っている。
同じ年同士だから、わかりやすいときもある。
それぞれに、自分のわからないところを友達に訊いたりしている。
その過程で、私への質問の仕方も練られて、私も鍛えられている。

みんなで成長できるような問題はいい。
国語の深さに呆れるように驚くこともあれば、数学の潔さに感嘆することもある。
社会の歴史の流れに、人の生活があり、思いを感じることもできる。
理科は、身近な事象を分析し、その物事を理解することができる。
英語は、いろんな要素を含みつつ、尾の論理的でシンプルな構造から新たな思考法を教えてくれる。

勉強っていい。
勉強は楽しい。
人と人とのつながりにも続いていく。

あともう少し。
この受験勉強を通して、最期まで共に粘り続ける力を身に着けてほしい。

公開:2023/02/25 最終更新:2023/02/25
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