中学生の英作文に笑ってしまったこと。ー期末考査対策の中で。
英語の演習問題の丸つけをしていたら、いきなり、生徒が書いた
机の上に座っている犬を見なさい。
という英文が出てきて、私は考えた。
漱石大先生『草枕』の冒頭、「坂道を上りながら考えた・・・。」ではないが。(笑)
だいたい漱石大先生は、英語のワークにまでご登場なさる。
さすがである。
というのはちょっと放っておいて、
ネコが机の上で、眠っていてもおかしくないのに、なぜ、犬が机の上に座っているとおかしいのか、なんだか深く考えてしまった。
この場面・・・。
よほど小さな犬なのであろうか・・・?
トイプードル?
現実的に、ありえないわけでもないけれども、もう少し現実的な、ありえそうな図を英作文には採用した方がいいのではないか・・・?
などと、余計なことを考えつつ、午前中の指導を終えた。
英作文の、私の夢、などという題には、当然嘘を書いてもいい・・・、なんていう話はあるけれど。
ちなみに、いつも思うことは、後置修飾の中でも、関係代名詞は、本当に国語力との相関性が大きいと思う。
一生懸命に説明しながら、もちろん、一定の当てはめも使えるけれど、想像して、どういう状況かということを考えることができた方が、後々ずっと使える英文法になる。
さっき、文法としてだけではなく(文法的には正しい場合もある。)、その場面を想像してもらって、いったん日本語として理解してからの方がサッと頭に入る、という、何度目かの経験をさっきしたのである。
英語に力を入れていること自体はいいけれど、国語はどの教科にも使えるのだけれど・・・。
重要な教科である。
公開:2021/11/28 最終更新:2021/11/28