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まるで因果応報!?

先月の末に、いろいろ用事があって、20年ぶりに札幌に行ってきました。
「絶対に帰ってきます!」と宣言して高岡に帰ってきてから、なんと二十年経っていました。
いつになったらいけるのだろう・・・?
と思っていたのです。
変な言い方したら、もう一生行かずに終わるんじゃないかな?と思っていたのです。
でも、行かなければならない気持ちもありました。
あの時代を抜きにして、この後の人生を送ることがちょっと難しいような気がしていたのです。
子育てだけをしていました。
おおよそ専業主婦でした。
最後の三か月だけ働いていましたが・・・。

専業主婦時代に求められること、仕事をしていて求められることが、それぞれ少しずつ違って、なんだかどちらにも劣等生しているみたいで(こういうとき、私は人のことは気になりません。あくまで自分の内面のお話。)、きちんと整理しておかなければならないなあ・・・、と思っていたのです。
近くに大きな公園がありました。
引っ越しでストレスがたまったときに、子供たちが脱走したこともあった公園で、本州に帰ってくることになったときにはそこの小山に登って、そこに立って、北海道の風をしっかりと感じて、忘れないようにしようと、思っていたほど、大好きな土地でした。

金沢での勉強会があって、次回が札幌で、とお聞きした瞬間、アッ、この機会を使おう!と思いつきました。ただし、そのあと、ちょっと金沢でアイデンティー喪失の危機に見舞われ、これ以上混乱するか?と思って、やめそうになったしもしたのですが・・・。
まあ、そのことについては次回に回すとして・・・。

とりあえず、私は、帰りの飛行機に乗り遅れました・・・。
これほどのポッカリは、さすがに人生の中でも何十年ぶりでした・・・。

さんざん怒られて、しっかりしなさい!と周りに心配をかけて、もう一泊新千歳空港からちょっと離れた千歳の古びたホテルに泊まることになりました。その晩、なんで私ここにいるんやろう・・・?と思いながら、不思議な気分でおりました。
次の日は、無事に飛行機に乗って、富山まで帰って来ることができました。
富山で車を走らせて、やっぱり富山がいいな・・・、と感慨に耽っていたのですが・・・。
生徒さんたちは、私が乗り遅れたのではなく、天候のせいだったと好意的に受け止めてくれていました。
お土産のお菓子を楽しそうに選んで・・・。
こういう素朴さが可愛い・・・。

それにしても、この「乗り遅れた」という言葉、どこかで聞き覚えがありました。
乗り遅れた?乗り遅れた・・・・?

で、最近になって思い出したのです。
金沢に行く前、ある情報を仕入れていて、こともあろうに、勉強会の先生が新幹線に乗り遅れた、それも連続して、というお話を知っていたのです。しかも、捏造に近く、ホームを間違えたのを、逆走した、とまで話を変えて。
私、サンダーバードに乗るとき、一本早目の列車に乗ったことはあっても、乗り遅れたことなんてないも~ん!と心の中で思いながら・・・。
勉強会で、ちょっとむしゃくしゃしていた私は、その件で、「新幹線に乗り遅れるかー!」とばかりに先生にその話をしてしまっていたのでした。すごくかっこ悪い話にしようと必死になって・・・。

因果はめぐる・・・。
私は人の間違いやかっこ悪い話を追求するタイプではありません。
なのに、タイミングが悪かったのでしょう・・・。
その日の私は「意地悪く」その件を話に持ち出していたのでした・・・。

飛行機に乗り遅れる、なんて、新幹線に乗り遅れるよりずっとかっこ悪い話です。新幹線なら、次にすぐ来るし・・・。
一泊余計に泊まることもないし・・・。
あーあー、こともあろうに先生相手にそういうことするから、自分に跳ね返ってきたわけか・・・。
だいたい目上にそういうことするとてきめんだよなー。

人の過失には寛大にならなければ・・・。(笑)

公開:2019/09/24 最終更新:2019/09/24
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